時代小説

Posted at 07/02/25

4163191402壬生義士伝〈上〉
浅田 次郎
文藝春秋 2000-04

 先日、というかちょっと前にテレビ放映された映画『壬生義士伝』(浅田次郎原作)を久々に観たのを切っ掛けに、お気に入りの時代小説を本棚(及び段ボール箱)から引っ張り出してきてあれこれと読み返しています。最近はご無沙汰でしたが、元々時代小説好きで良く読んでいたんですよね。(ちなみに『壬生義士伝』については主人公のイメージとしては中井喜一の映画版、映像化作品としての出来は渡辺謙主演のTVドラマ版が良かった)
 個人的に特に好きな作家は藤沢周平。男女間の哀切な思い、人情、そして力強く生きる名も無き市井の人々を巧みに描く、読後感の非常に爽やかな作家です。時代小説を読んだことの無い人にも読みやすい文体ですので、「なんか面白い本ないかな」なんて思ってる人は是非。まぁ、これだけ有名な大御所の作家さんなので今更お勧めするのも何ですが、『用心棒日月抄 』あたりから読み始めるのがオススメです。


私を時代小説好きにした記念碑的な本
4167105675竜馬がゆく〈1〉
司馬 遼太郎
文藝春秋 1998-09

 おなじみ司馬遼太郎の『竜馬がゆく』。昔から武田鉄矢が竜馬を演じたがりますが、個人的には止めてほしい。くど過ぎる。竜馬はもっと飄々とした感じだと思うんだけどなぁ。
 実際には坂本竜馬は維新後に忘れ去られた存在になっていたところを日露戦争の直前に日本海軍の戦意高揚のために名前を引っ張り出され、最初の海軍"海援隊"を創設、そして明治維新で重要な役割を果たした英雄として祀り上げられて有名になった人です。なので司馬良太郎を始めとする一連の小説、ドラマ、映画における竜馬物作品は実際の竜馬像とは掛け離れていると言われており、司馬遼太郎作『竜馬がゆく』でも実際の"馬"と小説でのキャラクターを切り離すために表記を"馬"にしたと言われています。
とはいっても、いずれにせよ小説の面白さには変わりありませんけどね。^^♪ (全8巻)


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